前回の内容を続けよう。
ルールで許されているプレーをすることは当然、という考えであり、いわば常識
として捉えている。
やらないでアウトになることや次のプレーにつながらないことはチームへの背信
として見られるし、捉えている。
現在、興奮真っただ中のワールドカップでは日本選手も欧州のリーグに行っている
選手ばかりなのでよく相手の服を引っ張っている。
欧州は引っ張ることが当然で、これもやらなければ背任行為だ。
日本選手もこういう考えを子供のころから知っているし、実際にその世界に入っ
ているからこの行為を疑問に思っていないだろう。
リネカーはイエローカードをもらったことがないとされた。
これはFWだから可能な出来事だ。
DFだったら背任行為で褒められない。
どうしても止めなければいけな場面に出くわしてもイエローをもらわないプレー
をする選手は使われないからそもそも存在しない。
試合数重ねてイエローをもらわないDFは一流でないということだから、そんな
人はいないということになる。試合数を重ねられない。
生き残るサッカーを意識する海外の選手、サッカーを戦いと考える海外の選手は
イエローをもらわないような選手を鼻で笑い、立派などとは全く捉えない。
リネカーはイギリスの選手であり、サッカーの母国がこのような選手を生んだので
あれば、紳士の国の面目躍如と言える。
このスポーツの真の姿か。
ルール違反をチームへの献身、勝つための正義と考え、それをしたたかさと表現する。
狡猾が技術と化す世界。


