打ちに行ったのではなく、頭付近に来た球に驚いて頭を下げ、腕を上げた。その腕は右手だった。左手はバットから離していた。それなのに後ろの手に当たった形だった。不可解なデッドボールだ。それでも右ピッチャーの球にそんなよけ方をするということは球筋が見えていない。結局、骨折で引退に追い込まれたのではなく、そこに当てるのはもう終わっているという見方ができるのだ。
それぞれの専門がそれぞれの得意な分野で力を発揮してチームのパフォーマンスを最高にするという仕組みだ。内野手では二軍やアマチュアにもプロの一軍選手に匹敵する守備力を持つ選手は多く、そういう選手を打撃力無視で鍛えることができる。ちろん攻撃にも有効な選手と判断すればどちらも使っていいわけだ。イチローのようなハイセンスな選手はそうなる。
東大は本来、日本の最高峰の国立の大学として日本の中枢を担う人材を育成するためにあると一国民としては捉えている。実際、東大の理念にもその旨を目にすることができる。そのために難しい試験が用意され、世界的水準の教育・研究を実現していくとされている。それは日本の頭脳となるべき人間を育成すると言っているものと捉えることができる。あるいは、人類の発展、平和、安寧に寄与する人間を育成する場所とも捉えることができる。つまり、東大は野球部を強くするために人を集める場所じゃないということだ。


