ピッチャーの打席を避けるべき理由は、プロという最高レベルの試合の中で、
その瞬間、アマチュア以下のレベルの対戦が繰り広げられてしまうからだ。
2026-5-8 プロの最高のレベルの戦いにふさわしくない瞬間 再録
ピッチャーが打席に入ることで投げる方(守る方)としては、ひとつのアウトが
計算できる。
ピッチャーの前の打順までにふたつのアウトをとっておけば、ランナーを3人
出しても構わないことになるのだ。
または、ピッチャーでひとつアウトをとり、前後はランナーを出しても構わない
場合も出てくる。
このことにより、投げる方はピッチャー以外の打者への攻めにも神経を注がずに
いられることになり、高度な戦術が期待できなくなってしまう。
プロの最高のレベルの戦いにはこの瞬間は、ふさわしくないと言える。
常に最高レベル、最高のエンターテインメントを見せるなら、この瞬間をなくさ
なければならないわけだ。
だからDH制を導入した方がいいというより、ピッチャーが打席に立つというこ
とは避けるべきなのだ。
およそ、テレビ放映に耐えうる映像、またはお金を払って見たいドラマではなく
なってしまう。
高校野球よりも低いレベルの対戦を見ることを強要される瞬間があるわけだ。
そういうことで言えば、ピッチャーが打席に立たないという事だけに限らない。
レベルの高さを維持、発展させるためには、ピッチャーが打席に立つこと以外で
も不得手な役割を回避するということがプロの戦いを持続させることになる。
日本シリーズではDHが使えないとき、普段守りに就かない選手を外野に置く、
超攻撃型布陣を敷きがちだ。
すると、外野守備は高校生以下ということになりかねない。
実際にそういう時の解説は「聞きしに勝るヘタクソ」とまで表現することがあっ
たほど。
これを解消するために、守備と攻撃で選手を替えていいというルールが考えられ
る。
アメフトのルールだ。


