判定において大事となってくる納得をプロは映像による確認ということで示した。
映像は事実を映し出されていることに疑いを挟む人はおらず、冷静に落ち着いて
振り返ることで敵も味方もファンも抗議している人も全ての人が納得したのだ。
サッカーは振動といった形跡も取り入れている。
クロアチアとポルトガルの試合では、クロアチアが終了間際追いついたと思わさ
れかけたプレーは味方に当たった変化をテクノロジーが捉え、それにより受けた選手の
位置がオフサイドと判定された。
以前ソフトバンク・中村の打球が最初ファール判定ののち、リプレー検証を経た
上でホームランとされたことがあった。
さらにそれが後日、やっぱりファールだったということがあり、リプレー検証を
採用しても間違えることがあるということがわかった。
また、リプレー検証は映像が場内にも流れるので、皆で再検証ということができる。
大方がアウトだな、こりゃ、などと思っているプレーがセーフとされることもたびたび見かける。
最終的な判定は結局、目で判断するので、配置した録画機器の位置によっては再
生画像が判断しにくいものがあるということで、映像を確認しても見解は分かれる。
機械の導入やリプレー検証というのは昔から言われてきたことだ。
それでも審判の威厳とか、人間味とか言って、見送られてきた。
ところが、アメリカの野球が採用した途端、今度は国際標準ということで追随した。
そして、ひとたび機械を導入すると審判の威厳などと言う人は誰もいなくなった。
制度を変えた途端そちらが正義となり、これまでの議論や主張はなかったかのよう。
誰もが機械の映像は真実を映し出していると信じているので、それに異を唱えるはずがない。
中村のケースは試合後、間違いだったと謝罪があったが、他にはスリーフィート
ラインオーバーの判定が誤りだったという件があった。
このケースは、リプレー検証の対象でないため従前のように監督からの抗議を現
場では認めないということで一旦、終わった。
しかし、阪神としては納得いかず、重要な事と判断し、意見書を提出。
意見書を受け取ったからには、なんらかのアクションが必要となり、回答におい
て誤りを認めたというケースだった。
中村のホームランの時と違うのはスリーフィートラインという見えないものを判
断するということ。
ホームランは、ポールの内側か外側かという事実を判断するのに対し、スリーフ
ィートラインという、しっかりとは線引きされていないものを判断するという野
球の不思議なルールに基づくものだ。
だから主観になる。
そうなると、誤りを認めず、突っぱねるという態度もとれたと思われる。
威厳を持ち出し受け入れないことも可能だった。
もともと、不可思議なルールがいっぱいある野球。
つづく。


