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WBCここまでの戦いを振り返る 後半

そして準々決勝。

大谷が見せたセーフティバントは素晴らしいプレーだった。

かつてWBCでは西岡がプッシュバントを決め、イチローがセーフティを決めている。

それらに匹敵し、それ以上のナイスプレーであり、見事な選択だった。

この試合は岡本が決めた。

左ピッチャーには右打者が効果があることをまざまざ見せつけた。

チェコ戦で佐々木がイニング途中に球数制限降板した。

ワンポイントは禁止されているとは言え、こういう場合は否応なくワンポイントになるわけだから

やはり左ピッチャーは必要なのだ。

または3人投げ切るかイニング終わるまでというルールなら得点圏にランナーを置いて

2死なら結果、ワンポイントの使い方ができるのだ。

禁止されていても場面によっては結果的にワンポイントの使い方になってしまうのだ。

だから左打者が並ぶイタリアには今永、高橋、宮城が有効だったのだ。

それなのに大谷降板の後、左打者にワンポイントで右ピッチャーを出す綱渡り采配をみせた。

相手が格下だから余裕だが、この先、こういう場面は心配だ。

しかもその後、今永を出すならなおさらその前からだ。

回マタギを嫌ったとしても最善策ではない。

栗林の離脱で補強ポイントはまず、左ピッチャーだ。

残り3試合の状況で(栗林離脱はイタリア戦前)右ピッチャーの補充はいらない。

残り3試合で15人とはピッチャーは余ってしまう。

仮に登板したピッチャーが調子悪く、その次も、と連続してしまい、枚数使うことになっても

ピッチャーは十分いる。

しかもそんな事態になったり、3人くらいが失点を重ねる状態ならその時点でそもそも負け試合だ。

大会前の選手選考とはここへ来たら意味が全然違う。

現在の調子がよくわかっているし、残り3試合だから。

左ピッチャーを少なくしたのはワンポイント禁止が大きな理由だったのだが、

自然のワンポイントが発生することがここまでの数試合でもよくわかった。

球数制限があるのでイニング途中でも強制降板するのだ。

こういう場合は否応なく、ワンポイントになる。

宇田川は2死から登板し、ひとつのアウトで降板したし、伊藤もそう。

または得点圏にランナーを置いて2死なら結果ワンポイントの使い方ができるのだ。

禁止されていても場面によっては結果的にワンポイントの使い方ができるのだから

補充するなら左ピッチャーだ。

左ピッチャーを補充しないのなら右打者の補充だ。

左ピッチャーが少ない選考と同様、右打者が圧倒的に少ない。

相手もワンポイントを使ってくる。

左ピッチャーのワンポイントに右打者を控えさせたいのだ。

次に考えられるのはショートの補充だ。

源田の回復具合によっては必要ないし、中野に頼るでもいいし、非常事態でも他に守らせることで

乗り切る作戦でもいいが、右ピッチャーを補充するくらいならショートを補充した方がいい。

必要のない右ピッチャーを多くて残り3試合しかなく、14人もピッチャーがいる状況で

補充するのは無駄だ。

右打者の鈴木の代わりに左打者の牧原補充、残り3試合でたくさんいるピッチャーの補充に

右ピッチャーの山崎を招集と首をひねりたくなる。

これまでの数試合で高めをとる審判に日本打線は不満だった。

特に見逃す機会が目立ったのは村上。

しかし、とられるからと振らなくていい。

ボールはボールなのだから、ボールと言う事を信じて自分の選球眼、バッティングを貫けばいい。

ピッチャーもずっとそこに投げるわけではない。

27個のアウト中、甘い球はいくつもくる。

そこをとらえればいい。

誰かがそれを捉えればいいのだ。

仮にそれで負けたとしても負けではない。

それではファンは不満だし、マスコミは好きに言うだろう。

しかし、審判に合わせてプレーする必要などない。

自分のベストプレーをすることだ。

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