いわゆる申告敬遠はルールとしては申告故意四球というようだ。
球場には「申告故意四球」と表示されることからも、そうだろう。
敬遠は俗称であることはよくわかる。
それは「敬遠」などと言うのは見た目を表現しただけだからだ。
対戦を回避し、勝負から逃げているのは観ている側の印象に過ぎないということ。
これを公式にルール名とはできない。
ところが申告し、故意ではあるものの四つの球を投じていないから、これは「四球」、
つまりフォアボールが正式名称でいいのか。
総裁に選出された時、岸田首相は「全員野球」と表現していた。
チームスポーツで全員の力を合わせて勝利を掴む戦略は野球に限らないのに、わざわざ
”野球”をつけていた。
昔から職場などでも、皆で頑張ろうとするとき、全員ときたら野球と続いてしまうのだ。
いいかな?ときたら、いいとも!だし、今何時?ときたら、そうねだいたいね、だし。
全員サッカーだって、全員ラグビーだってあるのに、野球をつけたのは岸田氏にとって
全員ときたら野球をつなげるのが一番馴染みがあったということとだろうし、
それが聞く人に一番わかりやすいと判断してのことだろう。
一般生活でアウトと言えば、それはやっちゃダメ、やっちゃったら罰を受ける行為、
というもので親指を立ててその本人に向ける。
まさに野球の審判が示すポーズです。
政治家の不祥事や失言には「これは完全にアウト」と表現し、退場を迫る。
セーフは安全を意味し、危険回避や失敗回避、安全確保に両手を広げて表現する。
オリンピックでスケボーの13歳は笑顔でセーフと両手を広げているシーンがあった。
これはパフォーマンスがギリギリ失敗しなかったという意味で仲間に示したと思われる。
野球ではセーフ、つまり走者の触塁が野手の送球やタッチより早かった場合は
審判が両手を広げてセーフと表現する。
スケボーのルールの中でセーフというのはないだろうから、野球から一般に広がったと見ていいだろう。
彼女は野球を知らない可能性すらあるものの、セーフ=安全、完成、成功という意味を
無意識にも知っていたということになる。
許容範囲はストライク、ボールで表現する。
好きな異性をストライク、ボールで表し、年齢○○歳まではストライクと許容する。
異性の性格やタイプで受け入れられるかどうかはストライク、ボールで表現し
ダメなら、こういう人はボールと突き放す。
自分にとって理想のタイプや好みの顔などには、どストライクと表現する。