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野球ファンの心に深く刻まれる大ファール

強打者にはバッテリーは細心になる。

または、打線や試合の状況を見ながら、強打者にはヒットならOKとか

歩かせてもいいとかの判断になる。

 

打ち取るべき打者からアウトを獲ればいい。

ただ、その時もストライクには入れなければいけないカウントがある。

または試合展開によっては、注意力が落ちるときがある。

 

すると、甘いところに行った球を大ファールしたりする。

または、ストライクに投げても、ファールになる打ち方をしているので

わざと、そう打たせようと大きなファールになるようなところに投げる。

 

観ている方は「オーッ!」となり、ざわつく。

すると、打った本人は「行ける」とか思ったりする。

次は、打ってやろうと力が入る。

 

投げる方としては、

ざわつく球場、やる気がみなぎる打者、

技術が劣る打者に打たれるわけにはいかないというプライドが入り混じり、

気合が入り警戒心を持って次の投球をすることになる。

 

すると、バカあたりによりツーストライクとピッチャー有利のカウントになると

せっかく追い込んだのだから三振をとらなきゃもったいないピッチャーは、

勝負球を投げたり、ストライクからボールになるベストピッチをしたり、

本気で投げて三振をとろうとする。

 

こうして生まれるのが三振前のバカあたりとなる。

三振前のバカ当たりにも起こる理由があり、バカ当たりと三振の落差に

異常な現象として記憶に残る。

 

バカ当たりが出たら三振なのではなく、

状況によってバカ当たりが生まれ、バカ当たりが出たからこそ三振も出やすくなる。

言い伝えや迷信の俗語ではなく、確率に基づいた、

そして考え、間を使うスポーツである野球ならではの現象だ。

 

洗車したら雨という経験を耳にする。

洗車は汚れたらする。

汚れたのは雨にやられたからで、雨の時、洗車はしない。晴れたからしようと

思う。

 

でもその晴れは、ぐずついた天気の一時の晴れ間。

その時に洗車したらまた雨にやられる。

 

それでも確率で言ったら、洗車したら本当に雨だろうか。

おそらくそちらの方が少ないだろう。

その落差が印象に残るのだ。

 

衝撃が印象に残る。

嫌なことが印象に残る。

 

三振前のバカ当たりも三振を獲った側のファンより、ホームランを期待した

落胆の方のファンに深く刻まれる。

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