幼少の頃より野球を志した人間がプロになれるチャンスがあるのに、それを逃す
選択はまずしない。
かつて慶応のエースとしていまだに破られていない六大学連続イニング無失点を
記録した志村はプロで通用しない、と自身で見切り、1位指名有力の実力なのに
プロを拒否した。
とりあえず、プロに行って3年くらいやってみて、それから就職しても遅くない
と思われるのだが。
決まっていた就職先もそれくらいは待ってくれるだろう。
杉浦はドラフト1位の実力があったが、当時アマチュア最強だったキューバに
勝つためにオリンピックにこだわった。
今はプロがオリンピックに出られるので、今の時代なら杉浦はプロを選択していただろう。
プロが出られると言うより、オールプロで戦う。
だから今の時代がうらやましいだろう。
いや、プロがオリンピックに出られるのなら、杉浦も打倒キューバこだわらなかったはずだ。
オールプロでアマチュアキューバを倒しに行っても高揚はないからだ。
キューバはアマチュア球界しかなく、海外へも行けなかったから、アマチュア界で
最強だったわけで今は、オリンピックのみならず、WBCという最高峰の戦いがあるので
キューバは最強ではなく、そこにこだわるわけがなくなる。
時代が違えば、打倒キューバやオリンピックから目標はプロでの活躍になったはずなのだ。


