少し前の話になるが、この記事。
今や大学ラグビー界では敵がいない状態の帝京大。
社会人の強豪NECまで下してしまった。
この一報を耳にしたとき、帝京が日本一になったのかと思った。
そうではなく、社会人の1チームを下したということだった。
一昔前は大学日本一と社会人日本一が対戦し、
その年のラグビー日本一を決めていた。
これでは、日本一決定戦にもかかわらず、
大学生と社会人で実力差がありすぎて、
勝負にならないことがほとんどだったため、
日本一決定戦はトーナメント戦へと変わった。
大学ラグビー界では無敵の帝京も
このあと東芝に敗れた。
それでも
その実力は社会人の中に入っても見劣りしないものだ。
社会人チームとしてはこんな屈辱はない。
はらわた煮えくり返っているはずだ。
大学生が社会人に勝つための戦術を獲得できていることが
全体のレベルアップにつながっている。
裾野が広ければトップは高くなるのだ。