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ボルトいざ出陣

ボルトが先日、ニューヨークで行われた大会に出場、

200mを20秒台だった。

 

短距離走では人類の頂点に立ったボルトは

200m18秒台を目標としているそうだ。

(本人がそう思っているかはさだかでない。)

 

それにしては、世界大会が迫ったこの時期に

20秒台は遅すぎる気がするが、

警笛を鳴らすには早すぎるそうだ。

 

ソウルオリンピックの際、

100m予選で精細を欠いていたベンジョンソンが、

決勝で9.78秒という当時としては驚異の記録を

たたき出した。

 

この時、

それまで好調で、分があるとみられていたのに負けてしまったカールルイスは

「昨日までの彼とは別人のようだ」

と暗に不正をはたらいているのは分かっているといった口ぶりで

インタビューに応えた。

 

私が中学生の時のこのオリンピック。

 

学校でこの一報を聞いたときはとても驚いた。

 

そのタイム9.78に驚いたのだ。

 

私が初めて知った世界記録は9.93。

前回ロサンゼルスのルイスの優勝タイムが9.99。

 

無敵で天才のカールルイスも世界記録は破れないでいた。

(実はルイスは9.93の同タイムを出していたそうだが、

当時の私はそんなこと知らない)

 

それが、いきなり9.78をたたき出して優勝したという一報だ。

 

オリンピック前に9.83で世界記録を塗り替えていたジョンソンが

このオリンピックの舞台でついに9.7秒台を出した。

 

その後、9.79に訂正され、ドーピングで取り消し、

繰り上げでカールルイスの9.92が優勝タイムで世界新記録となった。

 

いきなり9秒7台がオリンピックの舞台で

飛び出したので、学校で夢心地で興奮したのだ。

 

 

陸上選手はドーピングに気を使う。

 

故意でやっていない人で、知らない間に体内に入れてしまっている

ケースもある。

はめられて、口にしてしまうこともあるのではないか。

 

食事、酒に気を使い、医者にも気を使い、勧められた食物にも

大いに気を使う。

 

陸上選手に限らず、

冤罪があるほど、見極めが難しいのだ。

 

18秒台を狙うボルトは、

これまでに頂点を極めてしまい、富も名声も手に入れ、

モチベーションが落ちた印象がある。

世界陸上までにピークにもっていけるものなのだろうか。

 

記録にだけが価値があるわけでもなく、

世界陸上で記録を出さなければ、いけないわけでもないので、

それよりボルトの最高パフォーマンスにもう一度期待したい。

 

しかし、先日の大会では前日まで順調だったそうだ。

タイムが出なかった原因が、レース終了時点のインタビューでは

「わからない」と語っている。

 

そして、その原因を分析しなければいけない。としている。

 

この分析は陸上短距離界は大変な作業であり、

最も重要なことだ。

その理由は・・・

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