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高校スポーツにはいつも心を動かされる。
高校スポーツでしか見られないドラマがあるからだ。
特に、大人の方が心を動かされる。
10代後半の時の自分とその時の気持ちを思い出す。または、子供を持てば、この子がその立場になったらと思うと
胸がいっぱいになる。
そして、眼前の現役高校生はどういう気持ち、どういう経験をしてきて今、競技をしているのかと思いを馳せるから
応援したくなる。
高校生の青春は、この瞬間しかない。もう二度と同じ状況には誰もおかれない。
故に、情熱を爆発させる。
最も人間らしい瞬間と思われ、こういう瞬間を経験するために生きていると言える。いつもいつもいい文化だ。
昨日は、サッカー、ラグビー、バレーボールと決勝が行われた。
サッカーの決勝は引き込まれる試合だった。それは、レベルがどうとか言う話ではない。
相手エースにマンマークを指示された選手がいた。
勝つために自分ができることをする。
それは、この選手だけでなく、全ての選手が勝つことしか見えていないといった表情。
ここまで柏は無失点、前橋は1失点で勝ち上がってきた。
その実力通り、どちらも得点ができない決勝。
全体を通して前橋が攻めていたが、サッカーはそれだけでは決まらない。
点をやらず少ないチャンスで点をとればいいことだし、攻めても攻めても1点獲ることが難しいスポーツだ。
だから戦略として攻められてもいい。それが戦略ならば劣勢とは限らない。
90分を通して1点上回ればいい。
実力チーム同士のこの試合は終始、集中した内容で、ついにロスタイムでのゴールだった。
ホイッスルの瞬間、勝って倒れこみ、負けて倒れこんだ。
双方死力を尽くし、この試合に全てをかけていたことが良く伝わる名場面だった。
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