先週は箱根駅伝の話題を取り上げた。
今年の箱根駅伝、1区最初の1㎞は3分33秒という信じられないほど遅いペースだった。
昨年のヤクルトキャンプで12分間走というトラックでの持久走が行われ、ルーキーだった奥川が
トップの3,375メートルを記録した。
12分間という最初から決められた時間の中で、どこまで距離を延ばせるか、というトレーニング
になるわけだが、このペースが約3分33秒となる。
3㌔くらいなら野球選手の大きな体でも今年の箱根ランナーくらいのスピードで走ることができるということだ。
逆の見方をすると、約20㎞を走る箱根ランナーにとっては超遅いペースなのに
3キロくらいしか走らない野球選手にとってはトップクラスの速いスピードとなるわけだ。
大きいものを動かすにはエネルギーがいる。
子供の頃、動き回りたがるのは小さいので移動に苦労しないから。
大人になると、体の大きさにより動くに億劫になる。
だから、体が大きい野球選手は長い距離を速くは走ることができない。
また、大きくしないとパフォーマンスが見劣る野球という競技では長い距離を速く走ることが出来るようでは
良い選手とは言えない。
長距離ランナーで体が大きい選手はいない。
箱根に出場できるようなランナーはきっと子供の頃から周りと比べて速かったことだろう。
だから年を重ねても長距離走という種目を選択したはずだ。
ということは、彼らは子供の頃からずっと走っている。
だから、太っている暇がない。
体脂肪率が低く、細身の身体だから速く走ることができるということが言えると同時に
速かったから、ずっと走ってきたために、細身のままということも言える。
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