ボクシングが階級制を用いている理由は競技人口を増やすためと思われる。
それはすなわち、興味を持つ人を増やすということになる。
ボクシングに限らず、階級制があるのは体が大きいということがそれだけで有利になるからだ。
有利というだけなら他にも大きい方が有利の競技がたくさんあるが、階級制がある競技は
大きいということが、即勝利となる特性があるからだ。
プロと言う最高峰でも体が大きいヘビー級が最も強く、小さい人には門戸は狭くなる。
したがい、少数の選手間で争われ、話題性が小さくなる。
そのため階級制を用いて門戸を広げる。
6階級を制覇したデラホーヤやパッキャオはチャンピオンになると階級を上げて行った。
階級を下げていく選手はいない。
その階級で勝てないから、がんばって減量をして階級を落とす選手はいるが、その階級でチャンピオン
になるほどの人が、さらに下の階級に行くということはない。
上の階級ほど誉は高いから。
その階級でチャンピオンになれ、さらに下へ行けるのなら最初から楽な方でやれ、って話になる。
下げられるだけ下げ、過酷な減量をして、はじめる。
年数を重ね、技術を高め、慣れてきて、そこで極めたら上げる。
軽量級はひとつ階級を上げるのが数キロだから複数階級制覇が可能。
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