神村学園のキャプテンは「先生のサッカーを見せることができて嬉しい」と優勝を決めた
インタビューで語っていた。
高校生からこんなことばがよくぞ自然と出てくるものだ、と感心した。
日頃から先生の教えが琴線に触れ、それをこなしてきたからこそ出ることばなのだろう。
10代という未熟な時期だからこそ、先生のサッカーに純粋になれ、自然と出てくることばとも言えよう。
男子は他を圧倒して決勝まで勝ち上がってきた青森山田に攻撃のバリエーションがある印象だ。
個々のレベルが高いのでそれぞれが発想を持ち、それぞれが動くところにボールが出ていく。
実力が及ばないチームは相手陣地で前を向いてボールを奪った時にどう動くか一瞬、迷う。
迷うのは味方がパスを出せるところにいないこと、自分ひとりでは切り込めない事がわかっていること、
スペースに出してしまおうという発想、センスがないこと、だ。
実力が高いチームは奪った瞬間、意思疎通ができているかのように攻めるべき選手が
動き出す。
持った選手の実力を信じて、スペースへ走る。持った選手は味方が走ってくれることを信じて
スピースに出す。
または、走り出した選手に敵がついて行けば出来たスペースにボールを持った選手が
自分で切り込んでゆく。
一瞬のひらめきが得点に関わるサッカーではここが大きな差であることがよくわかる。
対して野球はピッチャーにかかる比重が大きい。
ピッチャー一人で勝負が決まる。
高校野球ではスーハ゜ーエースがいればそれだけで優勝候補になる。
野球の特徴だ。
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