清原、秋山、石井を越えるその才能。中村剛也が60本打てないはずがない。
いわゆる典型的なホームランアーティストである中村。
バットに球を乗っけて運ぶバッティングで大きな弧を描く打球が、特徴のホームランアーティスト。
王や田淵、そしてこの中村がこの打球を打つ打者だ。
落合も運ぶ打ち方だったがホームランアーティストというよりアベレージヒッターの部類に入るだろう。
これに対してパワーではじき返すのが外国人や松井。
松井は運ぶというよりはじき返し、ホームランにしていた。
中距離打者の角度でスタンドインさせていたのだ。
中村の打ち方はバッティングの真髄を考えたとき、とても参考になる。
フルスイングしているように見えないのに飛んでいく。
力を抜いてインパクトの瞬間に押し込みを利かす。
という柔らかいバッティングは、アベレージヒッターにもとても参考になるものだ。