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盗塁の技術Ⅷ

盗塁の技術についてのつづきだ。

 

3つ目の要素、スライディング。

歩数が合わない場合でも、対応できるよう

どちらでも滑ることができるようにしておくことは、ゲームを有利にする。

 

私は、高校時代、盗塁の際に13歩を要していた。

 

これが嫌で、12歩に縮め、右足を折ってスライディングしようと

自分の技術をひとつ増やそうとした。

 

ところが

練習なしで、いきなり練習試合で試みた。

 

私はひざをすりむいて、出血し、けがをしてしまった。

 

以来、右足を折ってのスライディングはやっていない。

 

そして、12歩での盗塁をすることではなく、リードで距離を稼ぎ、1歩の歩幅を改善し、

歩数11歩で左足を折るスタイルにしようと盗塁技術にテコ入れを施した。

 

スライディング技術はどういったものが良いのだろう。

 

スライディングは、全速力で走り込み、オーバーランを避けるため行う。

 

または、

スタンディングで触塁すると減速するため

そのスタンディングより速く触塁でき、減速を極力抑えるために行う。

 

つまり、スライディングは減速する行為だ。

 

触塁するために減速するスライディングという行為を

できるだけ、早く、なるべく、駆け抜けに近いスピードにする技術を考えるのは必然だ。

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