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野球山場 1,2塁バント技術 ブルドッグシフト サインプレー バスター 今週のダイジェスト

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2017-11-27 ここが勝負どころだ 試合の山場を見極めろ 野球の‟流れ“の正体Ⅹ

また、このような「山場」「試合が動く」などとも言う。それまで均衡していた試合が優勢になったり、劣勢になったりすると「試合が動き出した」などと表現する。これも‟流れ“に含まれるものだろう。ただ、この「試合が動く」という表現は、そう見えるだけとも言える。アウトが積み重なり両者にランナーが出なかったり、点が入らないと淡々としたように見えてしまい「試合が動いていない」ような印象となる。だが、それもお互い必死にやった結果であり、両者が全力を尽くして攻撃し、守ったから均衡が生まれるわけだ。したがい、「試合が動いていない」ような印象を持ってしまう淡々とした試合中も「試合は動いている」のだ。

 

2017-11-28 3進させるためのバントは3塁手に捕らせる 1,2塁でのバントは難しい

2塁のランナーを3塁へ進めたい。この時、3塁手に捕らせるわけだが、3塁手に捕らせたら捕ったあと、すぐ後ろに振り向けば3塁ベースがそこにあるわけで刺しやすいと思いがち。ところが、実は3塁手が捕るとサードでは、まず刺せない。2塁にランナーがいると、3塁手は思い切って前に出られない。3塁ベースを空けてしまうと、2塁ランナーにスタートを切られる可能性があるから。スタートを切られないとしても3塁手がベースから離れれば、リードを大きくとられる可能性があり、バントした時のスタートを切りやすくさせてしまうということもある。

 

2017-11-29 打者心理 走者心理を逆手に取ったサインプレー

2塁にランナーがいると、3塁はベースを空けにくく、なかなか前に出られない。だから3塁手に捕らせればサードで刺すことは難しくなり、打者はなんとかサード側へ転がそうとする。これを逆手にとってサインプレーでわざと3塁手が飛び出して2塁ランナーのリードをおびきだし、けん制で刺すという守備側のプレーがある。駆け引きだ。この時は、3塁手が前へ出る。それが視界に入った2塁ランナーは、1歩、2歩と3塁へ歩を進める。あるいは、走ってやろうとスタートを切る。そこを2塁ベースカバーに入った野手へピッチャーがけん制する。これにより2塁で刺したり、狭殺プレーに持ち込むのだ。

 

2017-11-30 わざと3塁手に捕らせるブルドッグシフト 1,2塁でのバントは難しい

ピッチャーがセットに入り、タイミングを合わせピッチャーの投球の前からショートが3塁へと走る。3塁手も一気にダッシュする。ピッチャーはバッターがバントして3塁側へ転がしやすい球を投げる。3塁手は打球を処理すると、3塁ベースカバーに入ったショートへ送球し、3塁で刺すというものだ。1,2塁の場合、攻撃側は3塁手に捕らせるバントをするのがセオリー。その理由は、2塁にランナーがいることでサードがベースを空けにくいから。そこを、ピッチャーがキャッチャーへ放る前からショートが3塁ベースカバーに走る。すると、サードも走り、ピッチャーもクイックでホームへ放る。この一連の動きのタイミングは日頃から練習し、どうしても3塁で刺したい勝負所で使うのがブルドッグシフト。

 

2017-12-1 1,2塁でのバントは難しい 内野の動きを見てバスターに切り替えるのも経験とセンス

右バッタ―がインコースを1塁側へ、左バッタ―がインコースを3塁側へバントを転がすのは難しくない。だが、右バッターがアウトコースを3塁側へ転がすのは難しい。左バッターがアウトコースを1塁側へ転がす場面はあまりないので、この技術は練習しない。アウトコースの球を右バッターが3塁側へ転がすには、バットに角度をつけ、投球の球威を弾き返す感じだ。それでいて、打球は殺す。意識すればするほどファールになったりフライになったりする。1塁側へは球を引きつけることができ、弾き返すのではなく吸収する感じだ。わりかしやり易い。

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