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ピッチャーはコントロールが第一 鳴門渦潮・鈴江 神戸国際・花村

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以前にこの場で記したピッチャーの条件。

腕を振ってコントロールすること。

それはコチラ⇒2015-5-19 これぞピッチャー、これがピッチャー 第一条件とは

 

速い球がなくていい、三振を奪えなくていい、コントロールすることだ。

 

典型のピッチャーがいた。

鳴門渦潮の2番手で登板した16番をつけた2年生の鈴江。

予選からエースが投げてきた同チーム。

試合前も監督はエースが投げ続けることになると思うということだったが、

早い回にノックアウトされ、登板した。

 

170センチ、60キロの細身の体の横手から腕を振ってパームボールを武器に、

真っ直ぐとスライダー、癖球のシュートを駆使した。

パームボールがチェンジアップのように働き、

低めに来るので手を出してもみんな内野ゴロになる。

 

コントロールがいいので速くない真っ直ぐもファールになったり、カウントを稼ぐ。

スライダーもカウントをとり、初球からすべての球種でストライクを取りに行け、

基本パームを勝負球に、真っ直ぐやスライダーでも打たせて取る。

 

こういうピッチングが、可能なのも何よりコントロールできるということが第一条件だ

 

高校野球の一発勝負はこういうピッチャーが効果的。

高校野球はストライクゾーンが広く、高校生の打者は、ボール球に手を出すから。

 

今投げている、彦根東の11番左腕・原もこのタイプだろう。

緩急を効かすことが生命線だ。

 

神戸国際の左の11番・花村もそう。緩急を使い、

ウイニングショットのフォークボールがチェンジアップの効果。

これを生かすための配球とコントロールを考えている。

力を入れる真っ直ぐとそうでない真っ直ぐ、カウントをとる。ファールを打たす。

 

ピッチングの組み立てというものは、

全ての球をコントロールできる、制球できるということが出発点となる。

 

西東京で日大三が都立総合工科の横手投げのピッチャーに抑えられたのも

日大三が普段対戦しない、横手投げの球速のない球に手てこずったから。

内野ゴロを連発した。

 

何度も対戦すれば、同じようには行かないが、一発勝負はこれがある。

自分の持ち球を意のままに操る人、それはピッチャー。

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