明日から100回大会がはじまる。
東京、神奈川、埼玉を中心に観てきた地方大会で目についた選手を幾人か記しておこう。
浦和学院・渡邊勇太朗は、明らかに大谷を真似ている。
長身であることが、それをさらに浮き彫りにし、大谷同様コントロールもあまり良くない。
顔も何となく似ている。
既に、ドラフト候補であろうが、この甲子園の活躍次第では話題のスターとなり得る。
特に、浦学は戦力が高く、甲子園でも優勝をねらっていようから、勝ち上がっていけば
渡邊の名を売るに絶好のチャンスだ。味方に恵まれていることが強みとなる。
同じ浦学で3番を打つ蛭間も注目できる。
ミスショットする打席も目についたが、決勝で放ったホームランはものすごい当たりだった。
打った瞬間にそれとわかる、ライナーで中段に突き刺したもの。
身長は高くなく、ガッチリと身の詰まった体格で、フォームは筒香に似ている。
脚もチームで一番速いそうだから将来性がある。
渡邊は大谷を真似ているが、
真似ると言えば桐光学園・冨田は松井を真似ている。
1年生の頃からそっくりの、その投げ方が話題になっていた。
桐光は甲子園に出ないが、高校時代の松井にあこがれてフォームを真似、桐光学園に進学した。
そして横浜の及川だ。
将来の日本のエースになる可能性がある器。
まだまだ意のままにボールを操ることができていない。
むしろ、それだけにまだまだ伸びしろがあると期待できる。
高校生相手ならストライクコースだけに投げていても、そうそう打たれはしない。
これに体がさらにでかくなり、コントロールをつけて遊び球を放るようになったらと思うと
ワクワクする。
今は、そこまでする必要はない。体も変に下半身を太くせず、自然に伸びるのを優先し、
成長がとまったら、下半身強化に移ればいい。
甲子園に出場しないが、東海大相模1年生4番の西川は怪物級だ。
センバツで全国的に注目された森下を押しのけて、神奈川大会前半は4番に座り、場外ホームラン
も放った。1年生にはとても見えないしっかりした体格だ。
順調に伸びてほしい。そうなれば、本当に怪物になる。
大きな体で東海大相模というと先輩・大田泰示を思い出させる。
大田も、ずっと大器と言われ続けて、ダメだったが、その轍は踏まないでほしい。
映像を見ただけで、印象に残っているのは
羽黒の竹内。それから、鳥取城北・難波。
いわずもがな金足農・吉田。
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