高校野球では攻守交替の際、マウンドへボールを置く。
最近は丁寧にプレートに置くようになったが、以前は転がしていた。
アマチュア野球では多少汚れても、同じボールを使う。
プロも昔は三振で攻守交替の際は、土のグラウンドでもキャッチャーはマウンドの方へ転がしていた。
今ではプロは攻守交替で必ずボールを取り換えるし、ワンプレー終わるごとに換えるほどだ。
土のグラウンドではほぼ、ワンプレーごとに換える。
投球がスローで再生されると、高校野球は汚れているボールがよくわかり、プロは真っ白だ。
ただ、昔はプロも前述のように三振時はキャッチャーが転がしていたし、内野ゴロでチェンジなら
ファーストが相手ランナーコーチへ渡していた。
ピッチャーが打席で三振した場合は、キャッチャーが捕球した球を次の回にマウンドへ
向かうことになるその打者であるピッチャーへ渡していた。
ということは、次の回もそのボールを使うからということだ。
今は、投球がワンバウンドした瞬間に交換する。
少しでも土がついたらボールを交換することになる。
最近のプロが使用するグラウンドのホームベース付近の土は固く粗いので
ボールにこびりつくような汚れとはなりにくい。
それでも少しでも汚れるようだと交換するものだ。
ピッチャーは仕事であり、プロであり、生活や命がかかっているので神経質になる。
ボールと指の間に一粒の、目でははっきり分からないような異物が挟まっていても
指のかかりは違い、球威は違い、回転は変わり、コントロールは狂いかねない。
1試合で使うボールは130前後らしい。
明日へ続く。
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