どんな競技も攻める方を向いてプレーするものだ。
向いている側に攻めることで得点となる。
そして得点を入れるためには向いている側へ攻めるのでそちらを前と表現する。
ゴールすることで得点となるサッカー、ハンドボー、バスケ。
トライやタッチダウンのラグビーにアメフト。
テニスやバトミントンも向いている側へ打ち込み、得点をあげる。
それらが前となる。
野球の得点源は打者だから、打者が向いている方が前と思っていいだろう。
したがい、打球が抜けるのを防ごうとする野手は打者に向き合うことになる。
ところが前と思える、打者から向かって野手の方、つまり内野手や外野手の方向に、
野手と同じようにスクリーンが立地している。
これをバックスクリーンと言う。
一方で野球は得点するには打席からスタートした打者が走者へと変貌し、
ホームへ還ってこなければいけない。
この時、ランナーは皆、打席方面に顔を向けている。
そして得点するためにどうしても必要なホームへ向かって走るときはスクリーンを背にする。
だからバックスクリーンで良いのか。
と、思いきや、この時、前をホーム方向としたら左翼は右となる。
当然、右翼は左だ。
野球場はどっちが前なのか。
左右はどっちだ。