イニングの入りで難しいのは初回だ。
特に高校野球では顕著になる。
2026-7-19 イニングの時間が長くなったと捉えれば同じこと
それは何よりも技術の未熟さがそうさせるのだが、それに加え、高校野球は公式
戦の数が少ないので、いざ、晴れの舞台での緊張と経験不足と一度負けたら終わ
りというプレッシャーがそうさせる。
初回、いきなりデッドボールで出塁させたり、一つもストライクが入らず歩かせ
たりといった場合、ピッチャーの動揺は大きい。
ここで送りバントでひとつアウトをあげてしまう攻めは相手を助けがちだ。
ピッチャーは楽にひとつアウトをもらえ、この上なくラッキーとなる。
一気に落ち着く。
先頭打者を歩かせれば、どう展開していくかつかめていないという状態であり、
ひとつアウトをくれるのなら、二塁ランナーはもういいからあとアウト二つとれ
ばいいと切り替えられる。
実力が劣る公立校などが立ち上がり、格上の強豪校に対してストライクが入ら
ず、ランナーを溜め大量失点ということは多いが、そうなったとき意外と2回以
降は点差が開かないというケースもよくある。
これはこの時点で強豪の方に気の緩みが起き、もう勝ったと大雑把な攻めになる
ということも大きな理由ではあるが、それだけ初回の入りが難しく、初回をうまく
しのげば、あるいはうまく立ち上がれば、一発勝負では善戦する可能性があると
いうことも言える。


