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東福岡 バレーもサッカーも統一 同一年異種全国制覇の大偉業

東福岡が5-0の圧勝で高校サッカーを制した。

 

東福岡は、バレーボールとサッカーで同一年、異種全国制覇という

過去に例を見ないであろう偉業を成し遂げた。

 

東福岡は、日曜日にバレーボールの決勝があり、

サッカー部は、翌日に決勝を控える中、応援に駆け付けていた。

 

場所は東京体育館。東京の千駄ヶ谷駅、渋谷区だ。

サッカーの決勝は翌日、埼玉であるのに。

そして、優勝した東福岡バレーボール部は翌日、

サッカー部の応援に行くと言っていた。

 

久我山は、東京代表として24年ぶりの優勝を目指した。

 

24年の間、東京代表が決勝へ進み優勝のチャンスがあったのが3度。

3度とも帝京であり、そのうち2度が東福岡に阻まれた。

今回、久我山が破れ、東京代表は

3度東福岡に全国制覇の夢を阻まれたことになる。

 

そして、東京24年振りの優勝を賭けた久我山だが、

その24年前の優勝というのが、

私が高校2年生の時、帝京が2年生の松波と阿部を擁して、

小倉擁する四中工と同時優勝したときのことだ。

 

先に述べた、異種全国制覇は過去に例を見ないと言ったが、

実は、この時の帝京は、1月に行われる高校サッカーで優勝し、さらに

3月に行われる選抜高校野球でエース三沢を擁して優勝している。

 

私が、

まさにこの渦中に現役高校野球部員として生きていたときの出来事だ。

 

これも同一年異種全国制覇になるのか。

 

というのも、

1月に行われる全国サッカーでの松波、阿部は正真正銘2年生だ。

事実、最上級生として3年生がまだ残る。小倉は一つ上の3年生だった。

 

帝京野球部がセンバツを制するのは、2か月後の3月のセンバツであり、

4月の進級を控えた2年生だ。

しかし、この時期。3年生というのは、もういない。

 

つまり、2年生でありながら、最上級生となる。

センバツを伝えるテレビ中継でも新3年生、あるいは3年生として紹介される。

 

とすれば、たった2か月しか差がないものの、

同一年とも言い切れないように思う。

 

今回の東福岡は、1日ちがいで全国を制しており、

完全に同一年度異種全国制覇の偉業だ。

 

これは、過去にも例がない大偉業だろう。

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