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4大ケガに泣いた大投手として渡辺智男、木佐貫、伊藤智仁について、記してきた。
渡辺智男⇒2018-5-1 メガネの大投手・渡辺智男 野茂より速い球
木佐貫⇒2018-5-2 世間の印象は薄いパワーピッチャー木佐貫
伊藤智仁⇒2018-5-8 うらやましいほど美しいフォームから繰り出す速球とスライダー 伊藤智仁
そして、最後の1人は中里。
火の玉ストレートとしてインパクトを残した。
特に、中日ファンには強烈なもので、エースになってくれると信じていた人も多かった。
ケガをしても、その復活を切望されていたピッチャーだ。
ケガの内容が、階段を踏み外して脱臼したこと、
その数年後にはバランスボールから落下して骨折と
ウソみたいな話なだけに、笑ってしまうというより惜しい。
ピッチャーは利き腕の方を下にして寝ないことは常識の域であり、
私生活において利き腕を使うことには細心の注意を払い、
なるべく使わないようにする。
ハプニングにより計算していた選手や昨年まで実績がある選手も
戦力から外れることは少なくないものの、中里のハプニングにはあきれたファンも多かった。
中里も伊藤同様、柔らかいフォーム、しなりの利いた右腕の使い方で速球を生んでいた。
さらに、身体能力が高かったそうだ。これが、細身ながら速い球を生んだ要因なのだろう。
そして、その身体能力の高さから走るにも、守るにも、打つにも優れていたそうだ。
グラウンドで動く姿は、躍動し、観ている人を引き込む魅力があったと聞く。
ピッチャーをあきらめた後、野手に転向してもよかったという声を聞く。
今は、鈴木が同じ中日で中里のように腕をしならす投球フォームを持つ。
不世出の速球投手・中里。
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