変化球を決める要素は3つに大別される。
握り、軌道(変化)、効果だ。
まず握りだ。
日本で言うところのストレートの握り、いわゆるフォーシームだが、最もスピンが利いて
速い球が投げられるとされる。これを少しずらすことでカットボールという変化球になる。
カットとはストレートを少しカット(切る)ということで、真っ直ぐと同じように向かい、
打者の振り出しに少しスライドさせることで真芯を外す球とされている。
フォークボールは食事に使うフォークのように指を広げるのでこの言い方をする。日本だけだ。
カットボールはその握りと変化の様子からカットという言い方だが、フォークボールは
変化の仕方はその意味に込められておらず、握り方の様子だけだ。
カットボールはスライダーの一種であり、スライダーより変化が少なくスピードがある球とされている。
ストレートと思ってスイングしてきた打者の軌道からスライド回転した球は少し変化し、
詰まらせたり、引っ掛けさせたりする効果がある。
ストレートに見せ、スライダーより変化が小さい球。
この変化球について今日から連載していこう。
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