以前、野球の他の競技との決定的に違うことを2つあげた。
もうひとつあげておく。
ピッチャーとバッターが全然違うことをするということ。
全く違うことをする両者が対戦という形をとる。
5体を使いキャッチャー目がけてボールを投げ込むピッチャー。
5体を使って、ピッチャーが投げ込むボールにバットという道具をアジャストするバッター。
やることが全く違うピッチャーとバッターは対戦しているとは言えないのに。
サッカーやハンドボールも攻撃する人間とゴールを死守するキーパーはやることが
全く違う。
しかし、この両者は対戦成績をとらない。
ピッチャーと打者は〇打数〇安打、打率、ホームラン、四死球という数字を目安に
その成績で優劣を計ったりする。
そして、そのピッチャーがボールを握り、投げることで野球、対戦ははじまる。
つまり主導権はピッチャーにある。
守る人間が主導権をもつのも野球の特徴だ。
どんなスポーツもボールを持つ側が攻撃をするものだ。
野球だけはボールを握って守る行為をする。
2020-1-3 野球の他の競技と決定的に違うこと2つの中でも記した野球だけが
点を獲る奴をエースと呼ばず、点をやらない奴をエースと言うのも
ここが所以だろう。
つづく。
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