ソフトボール関係者の是が非でもオリンピック競技に、の気持ちはわかる。
マイナースポーツが日の目を見るには、
世界が注目する大イベントで、その存在を示すことが一番だから。
他の競技もオリンピックを利用して注目を集めたいはずだ。
しかし、オリンピックには道具を使い、ルールが細かく
恣意の介在が多い競技はそぐわない。
オリンピック3大競技である陸上、体操、水泳のような
単純で、誰もが生活の中でやり、肉体の可能性を知らしめる競技が
オリンピックにふさわしい。
空手は肉体だけで行うが、本来スポーツじゃないんだ。
日本にはスポーツという概念がないから、武道であり
競技としてはこれもそぐわない。
昨日は天皇杯決勝。
天皇杯決勝と言えば、正月の風物詩のひとつだった。
それが12月のこんなに早くに開催されることになった。
天皇杯という名からして正月にやるのがイメージにも合うのに
この時期にやられるとなにか調子狂う。
天皇杯はオープントーナメントだ。
つまり
プロもアマも関係なく参加できる。
故に
高校生のチームがJ1のチームと対戦することもあり、
高校サッカーの名門・国見高校はJ1優勝チームと対戦することもあったり
大学チームや社会人チームに勝利することもある。
門戸が広いのでアマチュアの手作りチームも
実力を重ね、資格のあるリーグに所属し、勝ち上がれば、
Jチームと対戦できる夢のある仕組みといえる。
サッカーは実力差ほど点差が離れないスポーツだ。
J1復帰1年目で優勝した今年のガンバ大阪や
高校生チームがプロに善戦してしまうこともあるので、
チームをうまく機能させ、モチベーションを高めていけば
隣の兄ちゃん天皇杯優勝なんてこともあり得るのだ。