今夏の印象に残る選手、全国編のつづきだ。
ところで今U-18国際戦が行われている。
アメリカ戦で完封した佐藤は
甲子園決勝では、球の勢いがなかったようだ。
休養を入れ、体調を整えれば、しっかりした投球をする。
フォークを初球からでも決め球にも使い、振ってくるアメリカ人から
空振りの山を築いた。
連投を強いられる甲子園大会の負担は選手をつぶす。
平沢は、全日本でも3番を任されているようだが、
地方大会から通じて打率が低かった。
打撃フォームや打球を見る限り、ドラフト候補なのだが、
打率が低い理由がわからなかった。
見ている方からはわからない欠点、
目が悪いやら思考が悪いやらがあるのかもしれないと
思っていたところ、アメリカの左ピッチャ-を全く打てる雰囲気になかった。
球が速い左ピッチャーで一線級だと現段階では、歯が立たないようだ。
相当、鍛える必要があるだろう。
敦賀気比の1番バッター、篠原。
甲子園では粘りもきく、頼りになる1番バッターだった。
プロに行くには体が小さく、守りにも打撃にも上のレベルでは
現段階では、未熟だが、高校レベルでは頼りがいのある選手だった。
ただ、平沢同様、アメリカのピッチャーにはてんで合っていなかった。
見たことのないレベルのピッチャーを打つには相当鍛える必要がある。
中京のエース上野。
腕の振りがよく、切れのある球で勝負するピッチャーだ。
かつての巨人・入来のようだ。
上背がないところも入来のようだ。
関東一高・長嶋。
リラックスした構えから軸でくるっと回るパンチショット。
軸で回ることで呼び込んで、それをレフトスタンドまで持って行っていた。
好打者の打ち方だ。