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矛盾を含む交流戦、クライマックスシリーズ

一時、セリーグは勝ち越しチームがいなくなった。

最下位までのゲーム差もわずか。

今後、全てが負け越しチーム、ゲーム差なしという可能性も。

 

以前に、

CS制度はシーズン負け越しチームでも日本一になる可能性がある矛盾を含んだ制度だと指摘したが、

交流戦システムはリーグに勝ち越しチームをつくらないという可能性があるのがわかった。

 

そうなると

セとパの実力差が開いているのに、

シリーズの短期決戦で代表2チームが対戦することによりセ・リーグが日本一になるかもしれないという

もう、どこが本当に強いチームなのかわからないという現象が起きてしまうかもしれない。

 

 

交流戦でなぜセ・リーグは惨敗したか

 

 

勝敗は投手力の差だろうが、

パ・リーグの上位チームの層は、セ・リーグの全チームの選手層を上回っている感が強烈だ。

 

ソフトバンク、日ハムの選手層をみると、控えがスタメンを張っても

セ・リーグのスタメンとそう変わり映えがしない。

 

特に、選手層では負けないはずだった巨人の選手層がパ・リーグ上位より見劣りする。

 

スタメンが知られていないような選手やイースタンの選手が並ぶことが珍しくなく、

主力の選手でさえ、ツギハギで、確たる力がないのが現状だ。

 

パ・リーグが交流戦を圧倒することにより、12連敗の横浜が踏みとどまれている。

 

大きな連敗しても他のセ・リーグ球団が負けるので、リーグ戦の順位が落ちないのだ。

 

ということは、セ・リーグの1位チームがパ・リーグに所属したら

Aクラスにも入れないということになるのだろう。

 

以前はこの交流戦で星を落とし、リーグの優勝戦線から脱落するという現象があり、

とても気を使う時期であったが、

交流戦の数が減り、セとパで実力がはっきりしてしまうと、セ・リーグとしては

気を使う必要もなければ、パリーグの球団には負けても平気、

パ・リーグとしてはセ・リーグに負けるとペナントレースから脱落してしまうという

予想していない仕組みをもたらしている。

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