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球数制限問題Ⅵ

春のセンバツでは話題になったことがない球数制限。

注目度が夏とは段違いということと、試合数が少なくなることと、

暑くないので、つらそうに映らないということがあげられると、昨日記した。

2019-4-23 球数制限問題Ⅴ

 

暑さも、やっている立場からは意外とつらいものではない。

脚を吊るのは鍛錬不足と管理不足と緊張のいづれかだろう。

熱中症は、起こす本人だって、きっと夏にやりたいはずなのだから、自己で管理

しなければならない。もう、高校生だ。

そして、それでもだめと思えば、自分で高校野球から退場すればいい。

 

たかが2時間~3時間の試合で、しかもベンチで休む時間もあり、全力疾走はせいぜい

数十秒の野球で耐えられないのでは鍛錬不足だし、

夏を避けたとしても、その避けた時期に開催される試合のために、夏の昼間、

練習するのだから一緒だ。

ピッチャーの連投をどう回避するかだけが、焦点なのだ。

 

一方で、この問題を取り上げる時、所詮は高校生の部活動だということを

忘れているところがある。

たかが高校生の部活動なのだから、多くの規制や変更を取り入れてもいいという判断がある。

それは、甲子園にこだわる必要もないし、夏にやらなくてもいいし、そもそも

全国大会でなくてもいいという判断すらある。

しかし、そんなことができないくらい、巨大となってしまった高校野球コンテンツ。

 

また、逆の見方をすれば、

プロ野球選手養成のために高校生の部活動があるわけではないのだから、

球数制限など考える必要もなく、教育の現場である各チームにおいて、選手の

体をケアする独自の方針を立てればいいということも言える。

エースにチームの命運を託し、エースは、そこで野球生命のすべてを燃焼することだって、

構わないという判断もできる。

所詮、高校生の部活動だし、野球だけが人生でないし、高校生活を思いっきり謳歌

することも教育だから。

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