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暴走の枠を超えた荒波必死の走塁

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5/12の横浜-阪神。

井納とメッセンジャーの投げ合いで接戦のまま終盤までもつれた。

どちらもマウンドを譲らないまま試合が進行していき、

この先発の譲らない投げ合いというのが最も野球を観ていて熱くなるもので、最もおもしろい。

 

井納が終盤2本のホームランを許し、脱力した。

そして阪神4-1横浜となり、9回を迎えた。

 

この展開で9回ワンアウトから代打荒波が右中間を破った。

すると荒波は必死に走り、2塁を回った。そして3塁タッチアウトという目を疑う光景が飛び込んできた。

 

この走塁を多くが暴走と捉えているらしいが、

世間の中には、執念を見せたとか一生懸命とかチャレンジとか

サードコーチャーが回したとかっていうのもあるらしい。

これは、暴走の枠を超え、愚行だということ。この場で何度も指摘してきた。

 

高校野球予選の決勝や甲子園、といった高校野球最高峰でも目にして驚いたが、

プロで目にするとは。

 

過去、この場で記したこの愚行と呼べる走塁を取り上げた内容を振り返ると。

昨年の2016年東東京準々決勝、東亜学園-日大豊山。

試合終盤7点差の場面でショートゴロをショートがもたついてファーストセーフとした。

しかし、ランナーが飛び出し、狭殺プレーでチェンジとなった。

これだけ点差がある終盤の場面でギリギリのプレーで1点取ったってしょうがない。

飛び出すなどという愚行は、

野球教育が愚かであり、野球への取り組む姿勢が甘いということになる。

 

そして、さらに昨年の甲子園、2016年選手権大会、花咲徳栄-樟南。

どうして5点差ある最終回にアウトになるかもしれないタイミングでホームまで走る必要がある?

この回は、1点とっても負け。5点を取らないと意味のない回だ。3塁コーチは止めていた。

ベンチ入りメンバーにこの程度の常識もないチームが甲子園まで来ている。

そして、その後の盗塁の必要もまったくない。

成功してガッツポーズをしているが、走ってはいけない場面。

ランナーを溜めなきゃいけない場面で2人の暴走。

これらの走塁を見た瞬間、この程度のチームかと相手は安心する。見下して野球ができる。

さらに明日へ。

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