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今日はベスト8 三本松‐東海大菅生 天理‐明豊 広陵‐仙台育英 盛岡大付属‐花咲徳栄

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今日は準々決勝、1日4試合フルに行われるこの中から必ず優勝チームが誕生する。

昨日の対戦を振り返る。

 

盛岡大付属‐済美

史上初の満塁ホームラン2本を含む5本のホームランが飛び出したこの試合。

終盤リードを許した盛岡大付属だが、

力があるこのチームが最後は、ねじ伏せたという印象だ。

 

花咲徳栄‐前橋育英

今大会ここまでNO.1ピッチャーと思える皆川が先発回避した。

皆川は、日本代表候補に名を連ねていないが、秋の日本代表に出場できるのだろうか。

投手陣の中心として起用できるだろうに。

 

前橋育英は、強力カルテットという投手陣をもっていたそうだ。

中心は皆川なのだが、前回登板で親指をつったように疲労があるのだろう。

3点差のある4回から登板することとなった。

たとえ先発回避して負けてもピッチャーを過度に使えないので、

温存や節約を余儀なくされる。それで、負けても納得せざるを得ない。

エース一人に全試合を任せたらつぶれる。

そして、一人が投げ続けてもパフォーマンスは落ち、ベストピッチはできなく、

勝ち抜けないから同じことだ。

しかし、力のあるピッチャーを抱える前橋育英は、昨日の試合、ピッチャーの順番が違えば、

違う結果になっていたかもしれない。

 

対照的に花咲徳栄は、エースを過度に使わずに、

ここまで楽に勝ち上がっていることが、この先のアドバンテージになる。

ここから先は消耗戦だから、戦力以上に消耗度や勝ち上がり方が勝敗を分けてくる。

ワンマッチとトーナメントでは同じ対戦でも結果が変わる。

 

聖光‐広陵

戦後最多11年連続出場の聖光学院だが、近年よりチーム力が弱く見える。

投手力に弱さを感じた。そこで、この甲子園初登板の平野が先発登板した。

聖光学院は、接戦に持ち込みたかっただろう。

ホームランで先制し、立ち上がりは上々だったが、すぐに逆転され、

追いかける展開はつらかった。

それは、広陵のエース平元が日本代表に選出されるほどの好投手だから。

力感のないフォームからキレのいい真っすぐを投げ、カーブと言っているブレーキのかかる

球が打者からすると邪魔になる。これのため真っ直ぐも生きる。左打者が攻略するのは難しい。

チェンジアップもあるので両サイドに広がる変化球を持つことになる。

聖光打線は左打者が1,2,5番と中軸を務めているため、連打が望めない。

ところが、逆転した5回は左打者の3連打があった。

継投の聖光投手陣の踏ん張りが逆転を呼び込んだ。

 

広陵が同点に追いついた中村のタイムリーは、バッテリーとしては理想の攻めで

スライダーを引っ掛けさせて内野ゴロにしたが、野手の間を抜けて行ってしまった。

同点の中村のタイムリーの前にピッチャーゴロエラーが出て、

逆転の中村のホームランの前は、ショートゴロがイレギュラーした。

聖光の選手は悔しいだろう。力負けの感はないはずだ。

 

大阪桐蔭‐仙台育英

仙台育英の野手は、ハイレベルだが、投手力に大阪桐蔭とは差がある。

そして、打線の脅威が大阪桐蔭は、高校野球で最高レベルだ。

投手陣も豊富。柿木の球は力がある。来年はドラフト候補だ。

しかし、仙台育英・長谷川の荒れ球をとらえきれない大阪桐蔭という形で展開した。

 

自打球をフェア判定され、ファーストでは相手打者走者に足を蹴られた大阪桐蔭・中川だが、

8回先制タイムリーを放ち、

その裏の守備で足の痛みを感じさせないファールボール好捕で笑顔。

そして、9回裏ツーアウトでショートゴロ、ゲームセットと思われたが、

まさかのベースをまたぎ、踏み外し。

その前のツーアウト目がボールをストライク判定されて三振だったから、

ちょっと贔屓目に仙台育英を見ていたが、まさかの展開だった。

大阪桐蔭ベンチ前でキャッチボールをしていた徳山は、

「終わった」とグラブを置き、整列しようとしていた。

打者走者の若山も、「終わった」としばらく、ヘッドスライディングしたまま、立ち上がれず、

うつむいていた。なんか、騒がしいから何事かと顔を上げたらセーフと言われている、

という感じだった。

 

仙台育英が勝った瞬間の楽天とソフトバンクの試合中、koboスタジアムがザワつき、

タイムがかかり、間を置いたそうだ。

それにしても

自打球フェア判定→足を蹴られ負傷→先制タイムリー→ファールフライ好捕

→ベース踏み損ないと盛りだくさん。

 

それでは今日は、どうなるか。

 

三本松‐東海大菅生

目一杯戦ってきた感のある三本松と余裕をもって勝ち上がった東海大菅生。

菅生は西東京予選で日大三、早実を下し、甲子園では2度大差で勝ち、

チームの状態が上昇中という感じ。菅生有利。

 

天理‐明豊

明豊は底力で神村学園を破り、接戦を勝ち上がってきた。

天理も神戸国際との試合で、好投手から粘って延長戦をものにした。

好勝負になりそうだが、天理としておこう。

 

広陵‐仙台育英

広陵は余力がなくなっている印象を受ける。

大阪桐蔭戦の奇跡で乗っていきたい仙台育英。

ここは、地力で広陵が勝ち上がる。

 

盛岡大付属‐花咲徳栄

楽に勝ち上がり、ピッチャーも過度に使っていない花咲徳栄有利。

 

香川、東京、奈良、大分、広島、宮城、岩手、埼玉。

東北2、関東2、近畿1、中国1、四国1、九州1とベスト8は散らばった。

戦力豊富な大阪桐蔭が去り、

大阪桐蔭に対抗できると思われた前橋育英がいなくなったので

勝ち上がり方が楽に来ている花咲徳栄と東海大菅生は初優勝へ大チャンスだ。

3番手に広陵。広陵は山本もいいだけに、平元の出来次第であと3つ。

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