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勝負の優劣は試合で決めたい 得失点率

日本とスペインの戦い中、同時にドイツとコスタリカが行われており、

「このままいくと・・」とその戦況によって条件付きで決勝トーナメント進出チ

ームを伝える状況になっていた。

得失点差や総得点で優劣を決めるからこうなるわけで、だから試合も同時に行われることになる。

 

4チーム総当たりの2チーム勝ち抜けとなれば勝敗だけではまず、決着することはないわけだ。

そうなると得失点や総得点という話になってくるわけだが、サッカーは1点獲るのが大変なスポーツだから

そこを基準にしたい意味が理解しやすい。

ただ、それでも勝負の優劣はゲームの勝敗で決めたいものだ。

 

野球でも国際戦では得失点などが取りざたされる。

TQBといった聞きなれない用語が登場した。

野球はピッチャー次第で10点ゲームにも0点ゲームにもなる性質があるので

このルールはなじまない。

 

以前U-18の戦いで、その複雑さが露わとなった事があった。

日本は決勝進出をかけたセカンドステージで、その前のステージでの1敗を持ち越した。

アメリカと韓国が全勝だった。

 

日本が2次ステージで敗戦を喫することになるカナダ戦の前、日本の思惑として、

日本がカナダと韓国に勝ち、さらにアメリカが韓国に勝ってもらうシナリオが

最も勝ち上がるには現実的とみられていた。

得点が少ない日本は得失点率で分が悪いため、すんなり勝敗数で単独2位以内に

入りたかったのだ。

 

アメリカが連敗するか、韓国が連敗するか、はたまた日本が大量得点で勝つかすればよいという

状況だったが、アメリカと韓国は全勝で来ていて直接対決の他に1戦ずつを残す

だけとなっていた。

つまり、連敗する可能性があるのはどちらか一方でしかなく、それならば日本は

もう対戦のないアメリカに全勝してもらい、2位狙いが最もよかったのだ。

つまりアメリカが韓国に勝ち、最終戦で日本が韓国に勝ち、韓国が連敗することが

最も可能性が高いと見られていたのだ。

 

すると、日本VSカナダの同日、アメリカが韓国に勝った。

これで思惑通り日本がカナダと韓国に連勝し、単独2位を狙う見通しがついた。

ところが日本がカナダに負けてしまい、事が複雑となったのだ。

各チームあと1戦を残す形で、アメリカ全勝、韓国1敗、日本2敗、カナダ2敗。

ここで、また複雑なルールが存在した。

明日へ。

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