セ・リーグの監督が全員40代となった。
おもしろい記事を目にした。
「野村克也氏が若い監督揃う球界を危惧 重みある言葉言えるか」
http://news.nifty.com/cs/sports/baseballdetail/postseven-20151222-372182/1.htm
これは、もっとものことを言っている。
まさにその通りと思う。
人を使う立場の人間は、信頼、信用されなければ、
言われた側は一所懸命、達成しようとは思わない。
信頼は、ことばによるものが多い。
「なるほど、そういうことがあるのか。」とか
「そんな見方があるのか」とか
「言っている通りだわ」とか
言葉の巧みさ、表現の豊かさ、話し方、内容で、
人間は大いに敬意を払う。
折しも、この人も言葉について同じようなことを言っている。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO94422890W5A121C1000000/?n_cid=MELMG002
たしかに
高橋、金本の新監督にそういったものが備わっているとは思えない。
しかし、言葉だけで信頼が寄せられるとも限らない。
態度、雰囲気、実績、人柄、ユーモア、親近感などでも
武器になるはずだ。
そして
野村の言う、言葉により信頼を得られる監督が、
人材難で他にいないのなら、
今回の新監督の面々でも誰でもいいということになる。
前にも言ったことだが、
その内容を記したのは2015-11-06 と2015-11-09 。
誰もいないなら、誰がやっても勝てる可能性があるということだ。
誰もその資質がないなら、
言葉がなくとも名監督に並べる実績が残せる可能性があるということ。
結局、監督の人間の器で勝敗が決まるわけでは無く、
野球だから。
しかも、やるのは、結局は選手たち。
長期のチーム作りには、
野村の求める人材が必要になってはこよう。
『野村克也氏 王・長嶋が監督としてまったく怖くなかった理由』
http://news.nifty.com/cs/sports/baseballdetail/postseven-20151228-372445/1.htm
世の中の反響など度外視でこういえる人は貴重だ。