毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

大改革Ⅹ

今回で10回目となるこの大改革の連載シリーズ。

 

前回は

日本のプロは、MLBに比べ人材の流入が少ないため

メンツはそんなに変わらないという話をした。

 

そのため

その中で情報が行き届き、毎日のように試合を行っていては

多様な作戦をとり、先の塁を奪うか阻止するという野球の醍醐味は減ってしまい、

同時におもしろみが減ってしまうのだ。

 

職業スポーツの限界と言える。

 

先日行われた日本代表とMLB選抜野球。

野球の違いをしみじみ感じるものだ。

 

体格が明らかに違うこの対戦も

それでも競技としては日本が勝ち越す結果となった。

 

日本人のセカンド、ショートにうまい奴を置こうと思うと

どうしても小柄で器用で機敏な奴になるので

MLB選抜の大男と比べると子供のように映る。

 

そしてキャッチャーにも守りができる奴を置くと

この時点で3人もパワー不足となる。

 

パワーがないことがいけないとは言わないが、

相手からしたら怖さはなく、たとえ活躍されても負けた感はないはずだ。

 

日本代表の選手が

海外のチームに行って誰がレギュラーになるだろう。

個々の力量を比べたら明らかに劣る。

 

競技として面白くするために

パワーの優劣で勝敗が決まるということがないように

ホームベースを多く踏んだ方が勝つルール設定にされている。

 

ホームランで点をとっても、ノーヒットで点をとっても

同じ1点だピョン。

 

もっと言えばピッチャーの出来で決まる仕組みとなっている。

 

個々の評価では差が出ても

競技としてはその差が逆転しうるという団体スポーツの特性。

 

WBCで2連覇しても日本の野球が世界一と認知されないのは

ここにある。

 

個々の能力としても肩を並べない限りこれはひっくり返せない。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP