今回で18 回目となるこの大改革の連載シリーズ。
これまで提案してきたルールを、整理している。
ひとつめは
ピッチャーは打席に立たせないルール。
ふたつめは
守備と攻撃で選手を替えていいルール。
そしてみっつめ。
攻撃では今まで通り得点し、守備では相手の点を減点できるルール。
たとえば三者凡退で得点が入るとか
外野の補殺で相手の減点とか連続三振で得点とか。
これによりグラブさばきのうまい奴、肩の強い奴が
もっと重宝され、さらに技術の向上が見込めることになる。
選手起用が難しくなりそうだ。
特にピッチャ-。
敗戦処理のピッチャーなんていなくなるだろう。
連続三振で得点が入るなら、豪腕ピッチャーは
過度に使われるかもしれない。
先発ピッチャーのローテーションもなくなるだろう。
得点力のあるピッチャーが随所に登場するのだ。
チームの総合力が問われるルールだ。
他には
相手に分からないよう
事前にピッチャ-が打たせる場所を指示して
そこに打たせたら得点として
守備は外野の捕殺や内野のゲッツーで相手の減点とする。
相手の減点ができるということで守備という言い方でよくなり
ピッチャーのみ得点できるので攻撃権があることになる。
よっつめ。
相手が直前にならないとわからないシークレット対戦。
対戦するまさにその時まで相手がわからないようにして
当日、相手がわかるという方法。
これにより
自チームのエースを、強い相手にあてることを避けるというCS進出狙いが避けられる。
現実には可能性が薄いルール。
五つ目。
反対方向への走塁。
これにより打者の打ち方、体の使い方が以前と変化を見せるのでは
と期待が持てる。
右打者と左打者の不公平をなくし
それぞれの打者がどのような体の使い方をして打撃に取り組むか。
右打者の走り打ちが見られることになり、
逆に左打者が今までの右打者のようにしっかり打ってから
走り出すという現象を目にすることになる。
そして、左回りも右回りもあるので
その打席ごとに打ち方、体の使い方が変わってくるという
今までには想像できなかった打撃理論も生まれるだろう。
そして、
守る側も変わる。
左投げだけの内野陣が現れることになる。
これらを採用したら今の野球が一変し、さらに興奮するスポーツとなるのだ。