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WBC 日本代表のこぼれ話

メキシコ戦のサヨナラの場面で左中間を割った打球に相手守備陣は負けを突きつけられた。

センターからの返球を受けたショートは間に合わないとわかっていながらホームへ

やぶれかぶれの送球をした。

 

やぶれかぶれだから送球は大きく逸れる。対して日本陣営はサヨナラに歓喜の最中、

もう勝負はつき、プレーは終わったと思っているのでグラウンドへなだれ込んでくる。

すると、逸れた送球が喜んで目をそらしている選手に当たりそうになってしまう。

 

サヨナラの場面ではこういうことが結構、起きる。

両者の悲喜が正反対のため、とる行動がまったく違うことになり、危険だ。

 

優勝の瞬間、グランウンドへ駆け入る選手の中で吉田が一人こけている、と話題になった。

ケガをしないようにフェンスを乗り越えたのは明らかだったのにこけているされてしまった。

 

人を追跡している時、金網を乗り越える場合はこういう方法をとる。

警察などでは常識だ。

飛び越えてケガをしないように身体を預けてしまい金網に捕まりながらなるべく地面との距離を短くする。

 

吉田はさらに入念に足での着地も回避して手をつき、転がるようにしてグランドインをした。

ブサイクだけどプロとして最適の行動だった。

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