プロの本拠地はそのチームを厚遇するよう作る。
ビジターはホテルに泊まり、チームで移動することが多い。
球場のクラブハウスは本拠地チームのみが使い、ビジターは行き帰りをバスで移動し、
ユニフォームは着たままというシーンをよく見る。
試合終了してもクラブハウスなどの施設がないから、そのままの恰好でバスに乗り込み、
ホテルで一服する。
ロッカーなどの設備にも差があり、練習設備もビジターは自由に使えない。
球場によってはグラウンドの中のつくりにも差があるそうだ。
神宮はかつて一塁側ブルペンと三塁側ブルペンの傾斜が違うと言われていた。
当然、ヤクルトが使う一塁側が本番の傾斜と一緒ということになる。
それは意図していたかどうかはわからない。
神宮はヤクルトが本拠地としているものの、アマチュアの聖地でもある。
ヤクルトの持ち物ではない。
アマチュアは一塁側に入ることもあるし、三塁側に入ることもあるわけだから
そこで差をつける意図があったと言い切れないように思われる。
特にアマチュアは平等精神から隔絶できないから。
ただ、神宮はベンチ裏の広間が一塁側の方が広く、使い勝手が良い。
これは見た目でもわかることなので、そこは差がついている。
だからマウンドの傾斜の差を意図していたこともあり得る。
最近のプロの試合でも、かつては絶対だったことが崩れた。
西武球場で西武が三塁側に座るし、ユニフォームはどのチームもどの球場でも色に決まりがない。
ユニフォームは本拠地チームが白を基調とした薄い色を使用し、ビジターは濃い色と決まっていた。
ただ、本拠地チームは必ず裏の攻撃ということに変わりはなく、
呼び名も〇対〇の先に来るのは必ず本拠地チーム、主催チームだ。
ところで神宮の三塁側ブルペンの傾斜は高いのか、低いのか。
一般に高めに作っていた方がピッチャーは投げやすい。
だからブルペンをいじわるして三塁側を低くしていたらかえって
本番が高く感じて投げやすいということになるかもしれない。
打者がおもりをつけて素振りをするのと同じ効果だ。
プロが使うグラウンドは整備が行き届いている。
そして、日本は多くが人工芝なのでイレギュラーなどないから内野手はとても楽に
打球を捌ける。
粗悪な環境でプレーした方がグラブさばきをはじめとする技術は鍛えられるだろう。
プロは毎日、野球をやっているので技術は高くなるだろうが、それを粗悪な場所でやった方がさらに伸びるだろう。
人工芝に慣れたプロは地方のグラウンドでよくエラーをする。


