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移りゆく時代

私が子供の頃、トップの活躍していた2人の相次ぐ訃報を聞いた。

 

斉藤と大豊だ。

 

斉藤はロス、ソウルと2連覇した。

 

ロスの時は、無差別級に最強・山下がいたので

この時の日本柔道はものすごく強かったと思われる。

 

私がオリンピックを観だしたのがこのロスからだった。

 

金メダル確実とされていたのがマラソン・瀬古と柔道・山下だった。

しかし、瀬古はまさかの失速で二桁順位。

 

山下は準決勝で足を痛め、不安の中、見事優勝。

そして斉藤も90キロ超級で優勝。

斉藤はつづくソウルでも優勝。

 

山下→斉藤→正木→小川と日本柔道重量級の猛者の系譜を思い出す。

 

その後、柔道発展と日本柔道復活のために尽力し、

北京オリンピックで石井が日本柔道最後の砦を守ったとき、

インタビューでプレッシャーは?と聞かれ

「斉藤先生のプレッシャーに比べたら、へのツッパリにもなりません。」

と答えたことは印象に残る。

 

その後、TV放送解説の篠原に

「石井にはしゃべらせないほうがいいですね」

と言われていたが。

 

プレッシャーのかかる立場で柔道に人生を捧げたことが

命を縮めることになったのかもしれない。

 

そして大豊。

 

立派な体格から長距離打者として期待されながら

確実性に乏しかったことから、一本足打法に活路を見出した。

 

どうにも直らないヘッドアップを矯正することが目的だったと記憶している。

そして

ホームラン王と打点王の2冠を獲得するシーズンがあった。

 

最近は、身の上にいろいろあり、不遇な時を過ごしているように

特集番組を見たことがあった。

 

そして、闘病生活を送り

あれだけ立派な体が別人のように痩せてしまっていた。

 

二人は私が子供の頃、活躍していた人たちだ。

 

時代は移りゆく。

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