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日本代表で開幕3連戦、先発したピッチャーはいない 菅野も千賀も使った準決勝.

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プロが開幕し、4戦を消化した。

日本代表で開幕3連戦、先発したピッチャーはいない。

どのチームも代表組を慮った。登板数が過密になったわけでもないピッチャーも回避している。

全てのチームが同じ配慮をしたということは、代表参加は体へ影響するということなのだろう。

 

WBC準決勝では菅野も千賀も使った。

この場では、準決勝の先発を千賀としていた。

それは、それまでの活躍からして、出番がないまま終わってしまいかねない決勝に

千賀をとっておくという選択はできないから。

ところが、準決勝先発は菅野で、千賀がリリーフに回った。

 

戦い方としては、良いピッチャーをどんどんつぎ込んで悔いは残さないというものだ。

もし、決勝へ行っていたらスクランブル動員して、先発も早い回で代える使い方をしただろう。

プロがこんな戦い方をするとは思わなかった。

 

かつて10.8で巨人が三本柱をどんどんつぎ込む戦い方をしたことがある。

この時は、長いシーズンの最後で、残った良いピッチャーをつぎ込むという戦い方がよくわかるが、

WBCのように試合間隔があり、短期間の数試合をプロの一流が揃う戦いで

偏った使い方をするとは思わなかったのだ。

日本シリーズのような短期決戦でも順番が決まっている。

 

決勝は出たとこ勝負としたのだ。

菅野を準決勝で使うと決めた時点で、千賀を出さずじまいで終わってしまうことができないので

菅野-千賀の順番まで決めていたということだろう。

 

菅野が早くつかまればすぐに千賀にスイッチ。千賀がロングリリーフ。

菅野が長く投げてくれれば、千賀を2イニングくらい使って

決勝も千賀中継ぎでスクランブル継投にしようという作戦に決めたわけだ。

千賀を使わずじまいで終わらないためには準決勝先発と見たが、とった戦法は上記だったということ。

 

プロの一流なのだから数イニングを任せる使い方をして、プライドを保ち、

各自に適所で任せた場所をしっかり仕事をするよう促すのが通常と思われた。

だから千賀を準決勝先発、菅野を決勝に持っていき、菅野登板がなくなれば

仕方がないという戦い方だと思ったのだ。

 

1戦必勝、出たとこ勝負、あとは運に任せるという戦い方に見えた。

こんな崖っぷちのような起用をプロでもするものなのだということが国際戦で知ることになった。

一発勝負は、こういう戦い方をするのか。

 

結果から見れば、最高の采配ということになった。

菅野を使い、試合をつくり同点で千賀に渡すという黄金リレーだ。

敗けたことで、さらに悔いなしの采配ということになる。

勝っていたら、翌日の投手起用で菅野はもう投げられず、千賀もイニングに制限ができる。

決勝で敗ければ、ピッチャーが残っていなかったから敗けたという見方もできてしまいかねず、

準決勝で使いすぎだということになりかねない。

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