昨日までは外野手の返球について記した。
今度はそれを受けるカットマンについて記そう。
外野の返球は基本、カットマンの頭に強い球を放る。
そうすれば、カットもできるし、勢いとコースによってはそのままスルーしてダイレクト返球にも
できるから。
では、カットマンの動きは。
ファースト、サードのカットは深くまでは追わない。
だから肩の強さをさほど必要とされない。
しかし、外野の間を抜けたり、深い打球に追いかけるショート、セカンドは肩の強さを要求される。
だが、セカンドは肩の強さを求められない場合が多かった。
それは、一番送球の機会が多いファーストまでの距離が近いからだ。
したがい、セカンドに肩の弱い選手が入らざるを得ないチームの場合、外野を抜けた打球などに
セカンドをカットマンに使わず、ショートを使う場合がある。
ショートは一番送球の多いファーストへ投げる場合にも距離があるので必ず肩の強い選手が務める。
ショートをやる選手はチーム1のハイセンスな運動能力を持つ選手が多い。
ピッチャーとショートを兼任する選手は多い。
だからこの選手を常にカットマンに使うという戦略が戦力に限りがある高校生の野球までには
よく見られる。
プロは選ばれた選手が集うので、こういうケースは少ないが、
プロでもショートが深い打球にはカットに走る戦略をとるケースがある。
それでは明日に真髄を。
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