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1塁手はなぜ牽制に備えて、ベースに着くのか

昨日は1塁手が牽制時にベースの前で構える理由を記した。

2019-5-1 1塁手の牽制 ベースの前で構える理由

 

今日は、そもそも1塁手はなぜ牽制に備えて、ベースに着くのか。

 

ファーストベースについてしまうと1,2塁間が広く空く。

定位置と呼ばれる守備のポジション取りでは、

ファーストはファーストベースよりかなり後ろに守り、1,2塁間に寄る。

 

これは、確率によるもので、隙間を埋めるためのポジション取りだ。

一か所に多くの隙間をつくることで打球が抜けて行ってしまう確率が上がることを

避けようじゃないかと隙間をなるべく埋めようという発想。

全ての野手を効率よく使って、なるべく打球を捌いてアウトを獲得するための

方法、発想なわけだ。

 

この理屈で言うとランナーが1塁に出て、ファーストがベースについてしまうと、

定位置の時より1,2塁間が広く空いてしまい、ヒットゾーンが多くなることになる。

そんな危険を冒してまで、ファーストがベースにつくのは、ランナーの注意を引き、

先の塁への進塁を防ぎたいから。

 

ランナーをベースに引きつけておかないと、ヒットを打つ難しさより、

ランナーが走るということの方が攻撃としては成功確率が高くなってしまうという理由からだ。

 

だが、同じようにランナーの進塁を許したくないのに、

ベースについてランナーを引きつけているのはファーストだけだ。

 

2塁にランナーがいる時、ベースについているセカンドやショートは、あまり見かけない。

3塁はつくこともあるが、離れていることが多い。

 

なぜ、ファーストは、ベースにつくのか。

その理由は、3つある。

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