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ランナーは、死なないためにいるわけじゃない

高校野球で強力打線と言われるチームで、チーム打率が4割近くなどと言われても

それは、地方大会から通じて力量の乏しいピッチャーを打ってきたからだ。

高校野球のピッチャーなどほとんどが凡庸なピッチャーしかいない。

 

どのレベルの野球でも攻撃を語った場合、

ひと試合で5点を獲って打線が振るわなかったと評するゲームはあまりないと思われる。

3点くらいまでなら言うかな。4点獲ったらあまり聞かない。

つまり、5点も獲れば攻撃では合格なのだ。

 

さて、先日の甲子園決勝。まさに5点を獲った履正社が優勝した。

3点にとどまった星稜も打線の援護が。。。という評もあまり聞かない。

 

序盤から中盤と拙攻が続いたのにも関わらずだ。

まあ、星稜の場合は奥川のピッチングに目が行き、調子が出ない奥川に向ける言が多いので

打線についてあーだこーだは言われなかったということもあるかもしれない。

 

と、その5点を獲った履正社。

この日の全打者を見てみると、35打数11安打で5得点という内容だった。

打率は.314 つまり3割そこそこなのだ。

 

調子の悪いとされた奥川に打者の成功は3割程度。

強力打線と言われても1流ピッチャーにはベストピッチされたら打てない。

打率が高いチームは力量の甘いピッチャーからヒットを稼いできたからに他ならない。

そして、数少ない好投手の調子が悪い時にヒットを稼いできたということ。

 

一大会の最多本塁打6の新記録を達成した中村も、あの大会で対したピッチャーは

総じてレベルが高くなかった。そういうピッチャーを打ってきた結果だ。

そこで走塁だ。

明日へ。

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