U-18は、その名の通り18歳以下で区切って年齢制限を設けている大会だった。

日本は18歳以下となると、高校野球、つまり高校の野球部に所属している選手

の中から選ぶということになる。

というのも、日本の野球システムは高校の野球部で技術を向上させる

ということが一般的であり、というより、ほぼそれしか方法がない。

クラブチームやプロの下部組織は未発達なので、野球をやるという判断をした

中学生はどこの高校でやろうかという選択になる。

また、この大会では年齢制限に引っかからない、高校を卒業した選手も参加可能だが、

日本の方針として、高校生の中から選手を招集するとしているので、

プロから選手を招集することはしていない。

この方針はいいものと思われる。

10代のこの時期に高校野球という同じ環境に身を置いた同世代が、それも

つい先日まで甲子園の出場を競う、あるいは甲子園で戦っていた者同士、

今度は同じチームで方向を1つにするというのは、とてもエキサイトする。

トップの個性派をお互いが知るということは野球にだけでなく、これからの

人生にとってもとても有意義だ。

もう高校野球を卒業した選手をわざわざ呼ぶ必要はない。

まして、プロ野球選手だとしたら、シーズン中であり、

自身のチームでの立場を優先するし、この大会で時間や体力を消耗することは

嫌うはずだから、招集しても参加を表明する選手はまずいまい。

高校生の中から選出するという方針のもと、世界一を目指すということでいい。

高校野球をやっている選手からの選出ということでいいのだが、

今度はその選出の仕方ということになる。

それは明日へ。

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