今季中に1度は佐々木を1軍で投げさせる意向だそうだ。
昨年の高校生ドラフト組ではオリックス1位の宮城が、早々と戦力になって行きそうなピッチングを見せた。
ファンは早く見たいと思う。
まして佐々木程の大物にはロッテファンのみならず、期待と注目が集まる。
だが、高卒ピッチャーを戦力としては計算していないので、顔見せのような登板になり、
とりあえず、投げさせておくか、というくらいのものだろう。
高卒ドラフト1位には投資の色が濃くなる。
高校生に対して契約金で1億以上、年俸で数千万用意して来てくださいとお願いする。
一般の社会で就職するには、会社に入りたい人間がその会社に合わせようと勉強したり、面接で笑顔を見せたり
するものだが、野球界は球団の方が高待遇を用意して来てもらう。
19歳は成長期だ。心も体も伸びてから、大事に、壊れないように、使う配慮がいる。
多額の投資のリターンを将来に渡って得なければいけないのに、壊れてしまってはそこで終わってしまう。
しかも、高校野球とプロの野球では野球そのものが大きく違ってくる。
ストライクゾーンはボール2個は違うし、相手打者が高校野球時代の強打者以上の打者が9人並ぶ。
そこをいきなり活躍しろとは無理な話で、ファンは幻想を求め、若者の躍動を夢見るものだが、
現実はそうはいかない。
だから、使うタイミングは熟慮し、特に初登板というプレミアムは神経を使う。
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