先のプレミア12のチャイニーズ・タイペイ戦の5回1死2,3塁の場面で、
近藤の内野ゴロに3塁ランナー松田は自重した。
2,3塁の場面はゴロゴーだ。
4点リードしているからというのは1つ頭によぎるが、2,3塁は基本ゴー。
仮に挟まれても2,3塁の形を作れるし、アウトになると思えば、大きくオーバーランして
打者走者を2塁に行かせられる。
最悪、タッチアウトの1,3塁でも2死なのでそれでもいい。
近藤の打球はバットの先に当たり、バウンドしたので還って来られる打球だっただけに、
なおさら突っ込む打球だ。
突っ込むことで相手を慌てさせ、ミスを誘う走塁をする。
例えアウトになろうと、また同じ形が作れるのだから、トライするのだ。
ヒットを打って点を獲るのは確率の低い作戦なのだ。
だからヒットに頼らず、少ないチャンスをものにし、
獲るべきところで得点することが強いチームであり、野球だ。
ヒット以外の得点パターンを浸透させているチームが強い。
これがチーム力を上げて行く。
そして、こういうところで得点しないまま勝ってしまうことでこういうプレーを反省しない。
勝ったことで反省せず大事なところで1点獲れない、
大事なところで進塁を許してしまう、ということになる。
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