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試合数の変更、ダブルヘッダーで戦法が変わる

今年のプロ野球の試合数確保を目指すと、当然ながらダブルヘッダーが検討されることになる。

 

ダブルヘッダーが取り入れられた場合、選手のやりくりが大変になってくる。

第一試合と第二試合の間隔は30分くらいでやるのが常套のようだが、どうせやるなら早くやってくれ、

と選手は思うもののようだ。

間隔が空いたら、もう一回、体を作り直し、気持ちも込める作業は大変だ。

だから、野手は18イニング戦うつもりで気持ちを入れて置き、出来るだけ試合間隔を

おかずに続けてほしいと思う。

 

ピッチャーの場合は間隔が空いたら、もう投げられない。

たとえ、1イニングだけのピッチャーも、それまでにブルペンで肩をつくり、

仕事を終えて、気持ちが緩んだところに、数時間後、また肩をつくり、登板ということでは

ベストピッチは難しくなる。

 

だから、ダブルヘッダーの場合、初戦を取った場合、2試合目は、1試合目の後ろに登板した

ピッチャーから投げさせるという戦略もあり得るだろう。

つまり、クローザーが先発することになる。

そうすれば、間隔を出来るだけ少なくして投入するピッチャーも少なくできそうだ。

 

または、ワンポイントやイニング限定のピッチャーを多く繋いでいく戦法もあるだろう。

1試合目から短いイニングでつないでいく戦法だ。

 

先発ピッチャーが2試合完投してくれれば、一番楽だが、それでも1日に2人の

先発ピッチャーを使ってしまうので、2人に中6日を与えるとするとローテーションが崩れる。

2試合を2人のピッチャーが完投してものにできれば、それでもいいが、どちらかでも

落としていたら、ローテーションへの影響から、その後の星取り勘定に頭を悩ますことになろう。

 

プロはペナントレース全ての試合を勝とうとは思わないので、ダブルヘッダーが

採用されれば、捨て試合をいかにうまく作るか、つまりは、計算できるピッチャーで

いかに勝ち星を重ね、若手の新興ピッチャーで捨て試合をうまく作りながら、そういう試合も

拾っていけるチームは上位にくるだろう。

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