野球で実力をあげるには、あるいは目上の相手に勝つためには、情報、経験、体力が大事になる。
練習量では断じてない。
練習量で勝てるのなら、ずっと練習すればいい。それで勝てるのだったらやるだろう。
練習量で勝てないということは、その内容が適切でないか、1日24時間では追いつけないほどの
どの実力差ということだ。
そして、実力上の相手も、練習をしているからだ。
適切な練習をしていれば、量で勝てるはずだ。だって、適切ということは確実にやっただけ実力が
上がっていくということで、ターゲットとする相手の実力を上回る練習をすればいいことになる。
練習量ではない理由は適切がわからないからだ。
確実に、目標とするところまでの練習量がその内容とともに証明ができないのだ。
落合はコーチが1万回素振りすればヒットを打てると保証してくれるのなら、いくらでも振るよ、
と言っていた。
方向を見誤れば、いくら苦労したところで実を結ばない。それどころかやらない方がいいことすら
あるように思える。
目的とするところからいつの間にか逸脱したことをやっていて、本来、勝つためにやっていることが
やること自体に満足してしまい、勝利から遠くなる、ということだ。
そして、同じことを繰り返しても実力は上がっていくまい。
同じように毎日ノックを受けていても、ここぞ、という場面でのファインプレーには結びつかない。
勝つために何をすべきかを常に考え、その練習は何のためにやるのか、一瞬も、一つの動作も
無駄にしない意識が大切だ。
いつもやっているから、誰もやっているから、という理由だけで繰り返す練習は
こなしているだけだ。
明日へ続く。
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