2020-6-18 情報、経験、体力 練習は多くが繰り返しⅡ
特に、道具をいろいろ使う野球ではその道具が体力を凌駕してくれる場合があるし、
体力以外の面で、チームを有利にさせることもできる。
春夏連覇をした時の興南高校は小柄だった。
春のセンバツでは、日大三高の選手と体格が違うので、たじろいだという話を聞く。
それでも、脚を使えば体格差は関係ないし、空振りさせてしまえば体力差は関係ないし、
ヒットは間を抜いてしまえば、打球の速さなど関係なく同じワンヒットだ。
そのためには、情報と経験となる。
相手の特徴、弱点をとられる情報があれば、そこをつけばいいし、その情報があれば
恐るるに足らずと勇気がもらえる。
特に一発勝負の高校野球はこれによるところが多い。
普段から対戦を何度もしていないので、情報を持っていると戦い方が見えやすい。
情報を持っていない格上のチームが、9イニングの中で戸惑い、あがいている間に
終わっているというケースはたくさんある。
そしてそれを可能にするためにも、格上とか一流の相手との対戦経験が必要になる。
いくら情報を集めても、実際に強い相手の実力を肌で感じていなければ、うまく使うことはできない。
肌感覚でレベルとはどういうものなのかを知っていることにより、情報が使えることになる。
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