やっとこさ、プロは開幕にこぎつけた。
室内でやるプロがやるのだから、甲子園も何とかやる方向へ転換できないものか。
まだ、本気になれば間に合うだろうし、情勢は刻刻と変わっている。
ここは、商売との違いか。
テレビから伝わるプロの公式戦。
観客がいない方が、余計な音がなくてすごくいい。
この生の音が入る試合は遠い世界のイメージもあるプロ野球、それはエンターテインメント性があるからなのだが、
身近な高度な野球をのみ伝えていると感じる。
開幕戦、阪神はピッチャーとキャッチャーを除く、7人中6人を左打者が顔を並べた。
先発ピッチャーが分かっているのだから、当然相手に合わせた打線を組むべきで、
好打者でも右対右、左対左になると、打率は落ちるのだから、こういう起用こそが
勝利に直結する。
この戦い方を徹底するチームはまだいない。
巨人は、左打者の吉川が、左のセットアッパー岩崎からホームランを打った。
これは、打ちにくい左ピッチャーからならではの最高にうまい打ち方だった。
巨人はリードした8回に左ピッチャーの中川が登板。
阪神は、9回を頭に入れ、左の1,2番をそのまま打席に送った。
巨人は最終回、抑えのデラロサが登場で阪神は、左打線で勝負の図式。
そこで、巨人は先頭の右打者にヒットを許した時点で、左ピッチャーへ代えていいはずなのだ。
そこは、クローザーの役割にこだわる野球、選手の気持ちを慮る野球で、本来の最善策をとるチームがない。
最終回は、シフトを敷いていたがための5-6-3の珍しいゲッツーで巨人は盛り上がっていた。
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